「主要生保9社実質赤字に」
生命保険主要9社の2009年度3月期決算が出そろった。金融
危機に伴って、保有する有価証券の含み益が9社合計で前年
から約7兆3000億円減った。三井生命保険、大同生命保険の
2社が本業のもうけを示す基礎利益が赤字となった。最終
黒字を確保した生保も、株価下落や大規模災害などに備え
た準備金を取り崩して利益を確保したのが実情で、税引き
前の「期間損益」は9社ともマイナスとなった。また、外資
系生保では、米政府の管理下にあるAIG傘下のアリコ
ジャパンは、AIG株の評価損などの影響で2828億円の最
終赤字。親会社のAIG株の下落で4933億円の有価証券
評価損を計上したことが影響した。やはり保険の内容もき
になりますが、保険会社の信用性も選ぶ基準になるので、
格付やソルベンシー・マージン(支払い余力)なども
しっかり確認するべきだと思いました。 坂倉