大腸など上位5部位のがん、過半数占める
国立がん研究センターは8日、
2010年に全国387のがん診療連携拠点病院で受診した患者のデータ約53万件の集計結果を公表した。
部位別では前年と同様に大腸、胃、肺、乳房、前立腺の上位5つで全体の過半数を占めた。
大腸や乳房は手術と薬物療法などを組み合わせる治療の増加が目立った。
同センターは全国のがん患者の約3分の2が拠点病院を受診していると推計。
「患者や家族には、地域の病院の特徴を把握するのに役立ててもらい、
国や自治体はがん対策の参考にしてほしい」としている。
複数のがんを抱える患者は重複して登録される可能性があり、データ件数と患者数は一致しない。データは同センターの
ウェブサイト(
http://ganjoho.jp/professional/)から閲覧できます。
【池谷】