学資保険、元本割れ返還へ
子どもの教育資金を貯める「子ども保険(学資保険)」で、支払った保険料よりも受け取る額が少ない
「元本割れ」が起きたとして、大阪府に住む男性(51)が元本割れした分を返すよう求めた訴訟が
大阪高裁であり、今月、和解が成立した。元本割れ分の返還を高裁が勧告し、保険会社が受け入れた。
元本割れの穴埋めを高裁が勧告したのは、保険を勧めた外交員が、元本割れする可能性について
十分説明していなかったと判断したためだ。金融トラブルに詳しい弁護士によると、子ども保険の
元本割れは最近相次ぎ、訴訟も多いが、生保会社がその穴埋めに応じるのは異例という。
同様の訴訟に与える影響は大きく、生保各社に今後、説明の徹底を強く促す効果がある。
本日の担当:御殿場店 田邉 (朝日新聞より)