「しずく形」も保険対象 乳がん手術後の人工乳房
米国系医薬品メーカーのアラガン・ジャパン(東京)は3日までに、乳がんの全摘出手術後に入れる
「しずく形」の人工乳房が公的医療保険の対象になったと発表した。
7月に「丸形」が認められたが、患者や医療現場から、より自然で、自費診療でも広く使われる
しずく形の早期承認を求める声が上がっていた。
アラガン社によると、日本で乳がんと診断される人は年約6万人で、約3割が全摘出手術を受ける。
保険が利用できると、患者は原則3割の自己負担で済む。
アラガンはすでに厚生労働省の承認を受けており、来年1月8日に発売する。
同12月末までに3800個の販売を見込んでいる。
病院が独自に輸入するなどして出回っている製品は保険の対象外。美容目的の豊胸手術や、
米女優アンジェリーナ・ジョリーさんのように乳がんを予防するために乳房を切除し、再建する場合も
保険は使えない。
本日の担当:学園通り店 野口 (SankeiBizより)