地震保険 建物構造判定基準見直し
地震保険は、契約対象である住居用建物の構造
とその所在地で料率が決定されるが、今回の変更は、建物
の構造区分の判定基準をより分かりやすいものとする見直し
現行の判定基準では、建物の主要構造部(柱・張り・床・
外壁など)の材質・仕様で建物の構造区分を判定しているが
新しい判定基準では、「建物の種類」と、「建物の性質」に
よって建物の構造区分を判定する。(損保料率機構は
、地震保険基準料率変更を金融庁長官に届け出た。)
この見直しで適用される基準料率が
引き下げとなる建物は・・・
「枠組壁工法建物」(ツーバイフォー工法建物)
「省令準耐火建物」
引き上げとなる建物は・・・
「外壁がコンクリート造の木造建物で、準耐火建築物
または省令準耐火建物に該当しないもの」
「土蔵造建物」
上記以外の建物は基本料率の変更はないようです。
金融庁の審査終了後、同機構の会員である保険会社は
新基準料率を使用できるそうですが、実施時期は現段階
では未定だそうです。見直し後、基準料率が下がるか、
上がるかこの機会に自宅の建物の種類、性質を再確認
してみてはいかがでしょうか?
池谷