生命保険支払い漏れ、大手8社が実態調査へ

保険カンパニー

2014年08月11日 09:27

高齢者の生命保険金の「支払い漏れ」を防ぐため、生保大手9社のうち8社が実態調査を
進めていたり、今後調査に入ったりすることが4日わかった。調査対象を70歳代まで広げる社も
出てきた。契約者が亡くなっている場合は、受取人を探して保険金を払う。

「支払い漏れ」がわかったのは、明治安田生命と第一生命が今年までに実施した調査が
きっかけだった。これを受けて、最大手の日本生命と住友生命も年内の調査実施を検討している。

この4社に加えて今回、T&Dホールディングスとソニー生命、富国生命、朝日生命の4社も
実態調査に乗り出すことがわかった。T&Dなど3社は、調査対象を70歳代まで下げる。
明治安田と第一は90歳代以上だったが、70歳代でも同じような状況を抱えているとみられるからだ。

T&D傘下の太陽生命は7月、70歳以上のすべての契約者を調べ始めた。
ソニーも今年度内に70歳以上の契約者を調べる。富国は年内にも、これまで「努力目標」だった
契約者への年1回の訪問を、70歳以上については義務づける。

防止策を強める動きも出ている。


本日の担当:御殿場店 池谷 (朝日新聞より)