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2010年05月18日

がん報道 「不適切な楽観的見解」を助長

朝日新聞より。

がんについてのマスコミ報道は多く、市民の関心も高いが、報道の多くは

がんに対する「不適切な楽観的見解」を助長している。という研究が発表

された。

研究は、アメリカで発行部数の多い新聞・雑誌に2005年~2007年に掲載

されたがんの記事436件を選び、内容を分析した。

患者の「生存」(患者が生きている事・治った事)を伝える記事が32.1%あ

ったのに対し、「死亡」(患者が亡くなった事・末期がんと診断を受けた事)

を伝えた記事は7.6%にすぎなかった。

173件の記事で患者216人の生死を伝えているが、このうち78.7%の人が

生存、21.3%の人が死亡していた。

また、手術や抗がん剤などの積極的治療が失敗する可能性を伝えたのは

記事全体の13.1%しかなかった。

さらに、積極的治療だけを伝えた記事が57.1%に及んだのに対し、終末期

ケア(ホスピスや緩和ケア)だけを伝えた記事は0.5%しかない。

ホスピスや緩和ケアが患者や家族にとって有益だと分かっている事を考え

ると、これらに対する報道が少ないのは点は問題だとしている。

アメリカのがん患者の半数が死亡する現状で、偏った報道ががんの治療効

果や経過について、不適切な楽観的見解を患者に与える可能性があると結

論付けている。(以下略)

不適切な楽観的報道だとしても、いざ自分ががん患者になったら、やはり楽

観的(前向き)な記事を求めると思います。

【 水口 】





Posted by 保険カンパニー at 14:16│Comments(0)
 
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