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2014年11月19日

<健康・医療情報>活用能力、欧州に比べ日本は低く

適切な健康・医療情報を入手し、活用する能力(ヘルス・リテラシー)について、
日本は欧州に比べ低いことが、聖路加国際大の中山和弘教授(看護情報学)の
調査で分かった。調査に協力した日本人の8割以上がヘルス・リテラシーが
足りないと判定された。

欧州の複数の大学や研究機関はヘルス・リテラシーを、「簡単」「難しい」など
5段階で評価する47項目の質問票を開発。
2012年、オランダやドイツなど8カ国の計約8100人を対象にした面談調査を公表した。

中山教授は質問票を和訳し、調査会社に登録する20~69歳の1054人を対象に、
インターネットで調査した。

例えば、半数近い日本人が、医師の説明を理解することに「やや難しい」「とても難しい」
と回答したが、欧州では15%にとどまった。
メディアで流れる健康リスクに関する情報の判断も、「やや難しい」「とても難しい」と答えた
日本人は3分の2に達した。

これらの回答を数値化した総合評価では、ヘルス・リテラシーが「不足」「問題あり」と分類
された人の割合は85.4%で、欧州平均の47.6%の約1.8倍も高かった。

中山教授は「調査手法の違いなどを考慮しても、差が大きい。
欧州は1980年代から市民と行政が一体で『健康都市』づくりを推進している。日本では、
医師ら伝える側にも課題はあるが、自分の健康は自分で守ることが原則。
市民が主体的に学び合う場や、専門家から情報を得て行動に移す環境の整備が重要だ」と話す。

◇健康・医療情報の調査で「とても難しい」「やや難しい」と回答した人の割合

質問                        日本   欧州

発症時に相談できる専門家を見つける    63.4  11.9

医師の説明への理解               44.0  15.3

薬の服用指示に従う                16.8    6.8

適切な検査時期の判断              53.2  16.3

メディア情報への信頼度の判断         64.2  42.1

生活環境(飲酒、食生活、運動など)の変更 63.6  25.5

食品表示に書かれた情報の理解        41.8  36.2
.

本日の担当:沼津店 山崎(毎日新聞より)



Posted by 保険カンパニー at 09:55│Comments(0)
 
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