2014年12月25日
血圧の変動で起きる「ヒートショック」に注意
自宅で入浴する際の事故が高齢者を中心に増えている。主な原因は温度の急激な変化
により血圧が大きく変動して起きる健康被害「ヒートショック」だ。ヒートショック関連の入浴
中の死者は推計年間1万7000人に上り、冬の被害が多い。
◇血圧上昇と低下
ヒートショックはなぜ起こるのか。暖房をしていない脱衣室で衣服を脱ぐと、寒さの刺激で
血圧が急激に上がり、心筋梗塞(こうそく)や脳卒中の原因となる。さらに、温かいお湯につ
かると血管が拡張して、血圧は急激に下がる。
通常、血圧の正常値は、「140~90ミリHg」ぐらいとされる。東京都健康長寿医療センター
の調査では、入浴後6分で30~90ミリHgも血圧が下がり、失神して溺死する危険があるという。
高齢者は元気でも体温維持機能が低下しており、血圧変化を来しやすい。若い世代でも高血圧や
生活習慣病の患者は、起きる可能性がある。
◇年1万7000人死亡
同センターは、全国の消防機関に行った調査で2011年の搬送者数を基に死者数を推計した
ところ1万7000人だった。同年の交通事故死者数(4611人)の4倍近くになる。このうち、65歳
以上の高齢者は1万4000人とみられる。高齢化の影響か死者数は増加傾向にあり、同センター
研究所の高橋龍太郎副所長(63)は「無理な入浴は避けているはずの80歳以上の方にも被害が
出ている」と憂慮する。
1万人当たりの発生件数を都道府県別でみると、沖縄県と北海道が少ない。このうち、沖縄県は
もともと温暖であり、北海道は家屋が耐寒仕様になっており、浴室も暖かいためとみられる。
季節的には1月が最も多く、最少の8月の10・7倍にも上る。入浴習慣が違うためか、海外では
ヒートショックによる死者は少ないという。
本日の担当:学園通り店 長山(毎日新聞より)
により血圧が大きく変動して起きる健康被害「ヒートショック」だ。ヒートショック関連の入浴
中の死者は推計年間1万7000人に上り、冬の被害が多い。
◇血圧上昇と低下
ヒートショックはなぜ起こるのか。暖房をしていない脱衣室で衣服を脱ぐと、寒さの刺激で
血圧が急激に上がり、心筋梗塞(こうそく)や脳卒中の原因となる。さらに、温かいお湯につ
かると血管が拡張して、血圧は急激に下がる。
通常、血圧の正常値は、「140~90ミリHg」ぐらいとされる。東京都健康長寿医療センター
の調査では、入浴後6分で30~90ミリHgも血圧が下がり、失神して溺死する危険があるという。
高齢者は元気でも体温維持機能が低下しており、血圧変化を来しやすい。若い世代でも高血圧や
生活習慣病の患者は、起きる可能性がある。
◇年1万7000人死亡
同センターは、全国の消防機関に行った調査で2011年の搬送者数を基に死者数を推計した
ところ1万7000人だった。同年の交通事故死者数(4611人)の4倍近くになる。このうち、65歳
以上の高齢者は1万4000人とみられる。高齢化の影響か死者数は増加傾向にあり、同センター
研究所の高橋龍太郎副所長(63)は「無理な入浴は避けているはずの80歳以上の方にも被害が
出ている」と憂慮する。
1万人当たりの発生件数を都道府県別でみると、沖縄県と北海道が少ない。このうち、沖縄県は
もともと温暖であり、北海道は家屋が耐寒仕様になっており、浴室も暖かいためとみられる。
季節的には1月が最も多く、最少の8月の10・7倍にも上る。入浴習慣が違うためか、海外では
ヒートショックによる死者は少ないという。
本日の担当:学園通り店 長山(毎日新聞より)
Posted by 保険カンパニー at 10:23│Comments(0)