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2016年03月15日

AYA世代の治療支援 全国初の専門病棟 静岡がんセンター

静岡県立静岡がんセンター(長泉町)は、「AYA(アヤ)世代」と呼ばれる15~29歳の
若年患者を集約した「AYA世代病棟」の運営を始めた。全国初の取り組み。患者同士
が横のつながりを持てる機会を提供するほか、進学や就職など若者特有の悩みに対
して医療スタッフが支援し、ケアの充実化を図る。

同センターによると、AYA世代の患者は小児がんの患者の2倍程度いると推定される。
AYA世代のがんは小児がんと大人のがんの谷間にあって認知度が低く、最適な治療
や支援体制が確立されていないのが実情。

同センターでもこれまでAYA世代の患者は、がんの種類に応じて入院する病棟が異
なっていた。AYA世代の患者を集めた病棟を運営することで、この世代のがんに関す
る研究調査を進めて適切な治療につなげるほか、精神面でも専門性の高いケアを提
供する。退院後の社会復帰も見据え、院外の関係機関とも連携する。

既存の病室を一部改修したAYA世代病棟は38床。2月25日現在、AYA世代の患者
7人とともに、小児から80代の患者も入院する。昨年6月の運用開始以来、問い合わ
せも徐々に増え、今後、病棟内のAYA世代の割合を高めていく。

入院中の男子高校生(16)は「同年代とは悩みが似ていて、話していると気が紛れる」
と新たな病棟の取り組みを好意的に受け止め、「落ち着いて勉強できるスペースがで
きるとうれしい」と期待した。

石田裕二小児科部長は「若者を再び笑顔で社会に送り出せるように、この世代に合っ
た医療と環境の提供を目指したい」と話した。

本日の担当:御殿場店 池谷



Posted by 保険カンパニー at 09:22│Comments(0)
 
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