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2015年08月07日

家族介護「先の見通し立たず」4人に1人

家族を介護した人の一番の悩みは、「終わり」が見えないこと―。
家族を介護した経験のある人は、4人に1人が「先の見通しが立たないこと」に苦しんでいる
ことが、第一生命経済研究所の調査で分かった。

第一生命経済研究所では、今年1月、全国の18歳から69歳の男女に対し、介護や健康、
就労、家族、消費など、生活全般に関わるテーマについて、インターネット調査を実施。
7256人から得られた有効回答の内容を分析し、その結果を、「ライフデザイン白書 2015」として
発表した。

このうち、全回答者の21.5%を占める「家族を介護したことがある人」に対し、介護の際に困った
ことを複数回答で尋ねた質問では、「先の見通しが立たなかった(立たない)」と答えた人が最も多く、
26.1%に達した。次いで多かったのは「自分以外に家族や親戚で介護できる人がいなかった(いない)」
(17.1%)や「本人が望む介護の方法がわからなかった(わからない)」(17.3%)で、終わりの見えない
介護に、一人で向き合わざるを得ない介護者が少なくない現状が垣間見える。

また、「働き方(勤務時間・形態、仕事の内容など)を変えざるを得なかった」(14.7%)や「収入が減った」
(12.8%)、「仕事を辞めざるを得なかった」(9.3%)など、介護が仕事に影響を及ぼしたという回答も
一定数に達した。

調査結果について、第一生命経済研究所の水野映子上席主任研究員は、「働き盛りの世代を
中心とする人々の現在や将来の生活が、介護負担によって大きく揺らがざるを得ないことが改めて
浮き彫りになった」と指摘。特に、厚生労働省が「育児・介護休業法」の改正に向けて議論を進めている
点について、「家族に介護が必要になっても、自身の仕事や家庭などの生活基盤を維持できる制度に
なることを期待したい」としている。


本日の担当:学園通り店 鈴木 (キャリアブレインより)  


Posted by 保険カンパニー at 09:16Comments(0)