吉野AG 吉野AGホームページ 会社案内 お問い合わせ

2015年06月12日

部位別死亡率:肝臓がん減る傾向 子宮頸がんは微増

厚生労働省のがん対策推進協議会(門田守人会長)は10日、「がん対策推進基本計画」
(2012〜16年度)の中間評価報告書をまとめ、がん患者の部位別死亡率の推移を明らかにした。
肝臓がんは05〜15年の間で約5割減る一方、子宮頸(けい)がんは微増する見通しであること
などが報告された。

協議会は、基本計画の取り組み状況を客観的に評価するため、医療体制の実態に関するデータをとり、
患者約1万4000人を対象に聞き取り調査(回収率55%)を実施している。

報告書によると、05〜15年の間で肝臓がんと胃がんによる死亡率は減る一方、大腸がんや
乳がんなどは微減にとどまる見通しとなった。一方、子宮頸がんは5.9%増で、1995〜2005年の
間でも3.4%増加しており、増加傾向に歯止めがかかっていない。報告書では、これらのがん対策に
重点的に取り組む方針が盛り込まれた。

一方、がん患者を対象にした聞き取り調査では、体や心の苦痛を和らげる緩和ケアについて、
42%のがん患者が「家族に負担をかけている」と回答。治療や生活に関する悩みを聞き、解決策を探る
「相談支援センター」の利用経験者は7.7%、知っている割合は49%で、知名度の拡大が課題に
なっていることなどが報告された。

このほか報告書では、進学や就職と治療時期が重なる若年世代のがん患者への対策や、在宅医療の
体制整備などを今後取り組むべき課題として挙げた。

◇がん患者の部位別死亡率の推移
(2005〜15年の推計値、かっこ内は1995〜05年分)

肝臓がん 47.9%減(32%減)
胃がん  30.8%減(31.1%減)
大腸がん  9.1%減(10.2%減)
肺がん   7.5%減(9.4%減)
乳がん   0.1%減(13.7%増)
子宮頸がん  5.9%増(3.4%増)


本日の担当:御殿場店 田邉 (毎日新聞より)  


Posted by 保険カンパニー at 09:14Comments(0)