2015年12月04日
停電時に混乱生じず=環状交差点、事故減少も―15都府県、49カ所導入・警察庁
警察庁は3日、信号が不要なドーナツ型の「環状交差点」が11月末までに
15都府県の計49カ所で導入されたと発表した。
環状交差点を法的に位置付けた改正道交法が昨年9月に施行されてから
1年が過ぎたのを機に、運用状況を初めて調査。
導入前と比べ人身事故が減ったほか、停電時に混乱が生じない効果も確
認されたという。
警察庁によると、改正道交法に基づき指定された環状交差点は、施行日
時点で7都府県の計15カ所だった。先月末には宮城19カ所、長野5カ所、
愛知4カ所、静岡、石川各3カ所など15都府県の49カ所に増えた。
49カ所の環状交差点で今年10月末までに起きた人身事故は5件で、5人が
負傷。
環状内を走行中の車と出合い頭に衝突したり、交差点を出る際に歩行者と
ぶつかったりしたが、死者や重傷者はいなかった。直進できない構造上、速
度が落ちるため、被害軽減が見込まれていた。
導入後1年以上が経過していた36カ所に限ると人身事故は4件で、導入前の
2011~13年の平均4.7件と比べ15%減少した。
警察庁の担当者は「データが少ないため蓄積して分析し、適切な場所への導
入を進めたい」と話している。
長野県では3月、38万戸に及ぶ停電が発生した。停電エリア内では交差点の
信号が点灯しなくなり、交通が混乱。
人身事故も1件起きたが、須坂市と軽井沢町の環状交差点では混乱や事故が
生じなかった。
災害に強い利点が実証された形だ。
静岡県焼津市は5月、利用者にアンケート調査を行い、563人が回答。「安全に
なった」57%、「走行速度が遅くなった」67%、「出合い頭事故が減ると思う」72%
など肯定的な評価が目立った。
本日の担当:御殿場店 鈴木 (時事通信より)
15都府県の計49カ所で導入されたと発表した。
環状交差点を法的に位置付けた改正道交法が昨年9月に施行されてから
1年が過ぎたのを機に、運用状況を初めて調査。
導入前と比べ人身事故が減ったほか、停電時に混乱が生じない効果も確
認されたという。
警察庁によると、改正道交法に基づき指定された環状交差点は、施行日
時点で7都府県の計15カ所だった。先月末には宮城19カ所、長野5カ所、
愛知4カ所、静岡、石川各3カ所など15都府県の49カ所に増えた。
49カ所の環状交差点で今年10月末までに起きた人身事故は5件で、5人が
負傷。
環状内を走行中の車と出合い頭に衝突したり、交差点を出る際に歩行者と
ぶつかったりしたが、死者や重傷者はいなかった。直進できない構造上、速
度が落ちるため、被害軽減が見込まれていた。
導入後1年以上が経過していた36カ所に限ると人身事故は4件で、導入前の
2011~13年の平均4.7件と比べ15%減少した。
警察庁の担当者は「データが少ないため蓄積して分析し、適切な場所への導
入を進めたい」と話している。
長野県では3月、38万戸に及ぶ停電が発生した。停電エリア内では交差点の
信号が点灯しなくなり、交通が混乱。
人身事故も1件起きたが、須坂市と軽井沢町の環状交差点では混乱や事故が
生じなかった。
災害に強い利点が実証された形だ。
静岡県焼津市は5月、利用者にアンケート調査を行い、563人が回答。「安全に
なった」57%、「走行速度が遅くなった」67%、「出合い頭事故が減ると思う」72%
など肯定的な評価が目立った。
本日の担当:御殿場店 鈴木 (時事通信より)
Posted by 保険カンパニー at
09:20
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