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2016年03月08日

「状況に応じ判断を」 病院の見舞い生花制限見直し

静岡市立静岡病院は6日、シンポジウム「病院にふたたび花を」を同市葵区のアイセル21で
開いた。県内外の花き業者、医療関係者ら約200人が参加した。

感染症予防のため見舞い用の生花持ち込みを制限する病院が増えている状況を報じた昨
年4月の本紙記事がきっかけになったシンポジウム。静岡病院は10年ほど前から見舞い用
生花の持ち込みを全面禁止していたが、花が持つ癒やし効果を重視する観点から見直しを
進めている。その一環として、各界の専門家の意見を聞こうと企画した。

「病院に花を持ってきてよい理由」と題して基調講演した神戸大大学院医学研究科の岩田
健太郎教授(感染治療学)は、感染症に対し「科学的、論理的に対応すべき」と強調。「患者
に対する花の癒やし効果などを考えると、持ち込みを認める方が利得がある」として、強い
香りの花は不可とするなど状況に応じた判断を求めた。

続いて、研究者や病院関係者、本紙記者ら5人が登壇してパネル討論を行った。千葉大環
境健康フィールド科学センターの宋チョロン特任助教は花による視覚、嗅覚の刺激で脳と
体がリラックスするとの実験結果を説明した。市立御前崎総合病院地域連携室の塚本隆
男さんは、院内の花畑を生かした地域交流や、院内で行ったアンケートの結果などから「花
をきれいと思うことが心の回復につながる」と話した。

本日の担当:御殿場店 池谷  


Posted by 保険カンパニー at 09:09Comments(0)