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2016年03月25日

自動車盗難、「プリウス」がワースト1位

2016年3月22日、日本損害保険協会が、「第17回自動車盗難事故実態調査」の
結果を発表しました。これは2000年から同協会が実施しているもので、今回の調
査は、損害保険会社24社が、2015年11月に保険金を支払った自動車盗難、車
上ねらい、部品盗難事案を集計したものです。

調査結果によると、自動車盗難被害は前回調査(2015年11月)に比べ、件数そ
のものは60件減少し312件となっています。車種別の盗難状況は、ワースト1位
がトヨタ「プリウス」、2位がトヨタ「ハイエース」、3位がトヨタ「ランドクルーザー」と
なっており、ワースト上位3位とも前回調査と同様の順位という結果になっていま
す。

ただし、盗難件数に占めるワースト上位3車種の構成比は、前回調査に比べ4.8
ポイント増の44.9%に上昇しています。また、プリウス、ランドクルーザーの盗難
件数は減少した一方、ハイエースは3割強も増加しており、ワースト1位に迫る件
数にのぼっています。

一方、車上ねらいや部品盗難の被害件数は、前回調査と比べて44件少ない582
件(うち、保険金支払い事案の調査件数は490件)となっています。

被害品ごとの件数を見てみると、前回調査で3位に位置していたタイヤ・ホイール
は6割強も減少。その他もおおむね減少傾向にあるようですが、外装部品(バンパ
ー・ドアミラー等)や金銭・カード(ETCカード除く)、スポーツ用品(ゴルフバッグ等)
は増加傾向を見せています。

警察庁が2016年2月18日に公表した「犯罪統計資料 平成27年1月~12月分【確
定版】」によると、2015年中の全国の自動車盗認知件数は13,821件、車上ねらい
の認知件数は65,023件、部品ねらいの認知件数は32,600件。これらを合計すると
11万件を超え、1日あたりで考えると実に300件以上も発生しているという計算に。

自動車盗難や車上ねらいによる被害を、他人事のように思っている人が多いかも
しれませんが、実は身近に潜む、いつ見舞われるとも知れない犯罪被害であると
いえそうです。

こうした自動車盗難などによる損害を補償してくれるのは「車両保険」だけ。車両保
険の「一般型」や「車対車+A」の契約タイプに加入していれば、損害が補償される
ケースがあります。また、車両保険に「身の回り品補償特約」を付帯していれば、車
上ねらいによる損害が補償されることも。

車両保険の契約タイプや特約付帯の可否は、保険会社によって異なりますので確
認が必要です。いつ見舞われるとも知れない犯罪被害への備えとして、補償内容
の充実を検討してみるといいかもしれません。

本日の担当:沼津店 坂倉  


Posted by 保険カンパニー at 09:24Comments(0)