吉野AG 吉野AGホームページ 会社案内 お問い合わせ

2014年09月03日

羊毛、死がい毛など…「カシミヤ偽装大国=中国」歯止めかからぬ不当表示

カシミヤ製品の不当表示問題に歯止めがかからないという。
平成18~19年ごろ「100%」表示の繊維製品にほとんどカシミヤが使われていなかったことが
発覚、業界で偽装が横行する実態が浮き彫りになった。とくに中国産カシミヤ製品で頻発して
いるとされ、偽装のための表面加工に有害物質が使われるケースも。品質検査はいたちごっこの
状態で、最近ではトレーサビリティー(履歴管理)が比較的容易なモンゴル産が注目され始めた。
関係者は「安さをうたったカシミヤは疑ったほうがいい」と注意を呼びかけている。

■合わない数字

「中国では、国内にいるカシミヤヤギから取れる量の数倍もの出荷がある」

業界関係者は、こう告発する。

カシミヤは、カシミヤヤギのうぶ毛を使用した繊維で、1頭から200グラム程度しか取れないため、
セーター1着を作るには2頭分のうぶ毛が必要になる。
このため、高級素材として「繊維の宝石」と呼ばれることもある。

原産地は、中国やモンゴル、インド、ネパール。産出量の数倍もの出荷がある中国では、
かねて密輸や偽装毛でまかなっている可能性が指摘されてきた。日本で不当表示問題が
浮上したのは、大手百貨店が販売した「カシミヤ100%」の繊維製品にカシミヤがほとんど
入っていなかったことが発覚したのがきっかけ。公正取引委員会が景品表示法違反の疑いで
調査し、100%や50%のはずが3割未満だったセーターや70%のはずが数%だったストールなどが
次々と見つかり、百貨店や量販店の店頭から対象商品が引き上げられる事態に発展。
業界全体の信用不安につながった。

中国の複雑な流通経路の中でカシミヤヤギ以外の獣毛などが混入しているとみられ、
「羊頭狗肉」の状態が続く。悪徳業者がカシミヤの量を減らして、差額をピンハネしているとみられる。

このため業界では「生産量の4倍のカシミヤが流通している」といわれ、日本の百貨店には
「恐くてカシミヤには手が出せない」という雰囲気が広がった。

■巧妙化する偽装工作と有害物質

21年公表の野村総合研究所のカシミヤ関連の報告書によると、世界のカシミヤ原毛生産量の
7割程度を占める中国産には羊毛や、顕微鏡による判別難易度が高いヤクの毛などが混入する
ケースが横行しているという。死んだカシミヤヤギから採取されたうぶ毛まで混入し、繊維表面の
形状や手触りを偽装する引っ張り加工や薬品加工の技術開発が高度化している。

あくまで20年度に実施された調査だが、業界関係者は「現在もほぼ同じ状況」と強調する。
その上で「死がい毛は虫喰い被害を受けやすいため化学薬剤を使用したり、繊維を引っ張ったりして
加工処理する。原毛を洗いの工程でも毒性の強い有害物質が使われることも多く、工場周辺の
環境を汚染するともいわれる」と指摘する。

■モンゴル産に注目

中国産の偽装が横行していることを受け、最近ではモンゴル産カシミヤが注目され始めた。
野村総研の調査も「流通経路がシンプルなことから他の獣毛などが混入する可能性が低く、
トレーサビリティーを構築する素地がある」と指摘しており、日本でもモンゴル産カシミヤを
商材にする企業や商社が出てきている。

日本発のファッションブランドを展開する「タニラグ」(横浜市)の鈴木亜衣子代表は、しばらく
モンゴルの遊牧民と生活して信頼関係を築き、数年かけて原毛の買い付けから製品まで
一貫生産する仕組みをつくった。現在、百貨店などでモンゴル産カシミヤ製品を販売しており、
「モンゴル産の品質への信頼が百貨店などでも理解されてきた。中国産と競い合うのではなく、
モンゴル産特有の良さをアピールしていきたい」と話している。


本日の担当:学園通り店 長山 (産経新聞より)  


Posted by 保険カンパニー at 09:22Comments(0)

2014年09月02日

首・腕・ふくらはぎの疲労回復を促す疲労回復ウエア3商品を発売

休養・睡眠時専用の「リカバリー(疲労回復)ウエア」を開発・販売するベネクスは、プラチナを
織り込んで独自開発した繊維素材(製造特許取得)を使い、現代のオフィスワーカー特有の
疲労回復を促す新商品を開発。
9月1日より、百貨店やスポーツ専門店など全国約400店で順次販売を開始した。

■部分的な疲労回復ウエア3種を発売

今回発売するのは、長時間のパソコン作業などデスクワークが引き起こす「首コリ」や「手首・
腕の疲労」「ふくらはぎのむくみ」に特化した、部分的な疲労回復ウエア3種。
これまで上下ウエアタイプが片方で1着1万円前後と高価だったが、新商品は3,888円(税込)と
4,860円(税込)の"手頃な設定"だという。

頭からかぶって首回りを覆うタイプの「2WAY(ウェイ)コンフォート」(3,888円・税込)は、
パソコンの長時間使用などでたまる首回りの疲労回復を促す商品。首の頸部は内臓や血管を
コントロールする自律神経が集中しており、副交感神経に働きかけ首回りの筋肉をほぐすと、
首コリなどに効果的だという。

伸縮性の高い生地を採用しているため、頭からすっぽりとかぶることができる。
縦幅を26センチと長めにとっているため顔全体を覆うこともできる。

「アームコンフォート」(4,860円・税込)は、キーボード作業で蓄積した手首や肘、腕の疲労回復を
促す、手の甲から二の腕下までを覆うアームウエア。親指部分に穴をあけており、読書やテレビの
リモコン操作など指先の動作も可能だという。

「レッグコンフォート」(4,860円・税込)は、足首からひざ下までを覆う、ふくらはぎに特化した商品。
ふくらはぎを締め付けない「ゆるフィット」感が特徴で、薄い生地で装着感をなくす工夫も施した。
また縫い目がフラットになる縫製技術を採用し、ミシン目による圧迫感をなくしている。


本日の担当:沼津店 山崎 (マイナビニュースより)  


Posted by 保険カンパニー at 09:22Comments(0)

2014年09月01日

ペットの防災対策実施率64.9%、過去5年上昇傾向

アニコム損害保険株式会社は9月1日の『防災の日』にちなみ、契約者に対してインターネットを
通じたアンケートを実施し、『ペットのための防災対策』に関する調査を行った。

「ペットのために防災対策をしているか」と聞いたところ、「防災対策をしている」と答えた方は64.9%。
5年前の調査(2009年8月)では57.6%、3年前の調査(2011年8月)は61.6%であったことから、
過去5年上昇傾向となっており、ペットのための防災対策が定着しつつあることがわかる。

「防災対策として行っていること」では「ペット用の避難用品を準備している」が60.8%と最も多く、
「共同生活できるようワクチン接種やノミ・ダニ予防をしている(56.3%)」が続いた。
一方で、鑑札、迷子札をつけている方は32.2%にとどまっている。

避難用品として準備しているものとしては、「キャリーバック(60.7%)」「リード・首輪(60.1%)」
「備蓄フード・飲み水(52.2%)」となった。


本日の担当:沼津店 坂倉 (Dog Clipより)  


Posted by 保険カンパニー at 09:23Comments(0)